• 株主手帳編集部

サーバーワークス【4434・マザ】国内導入企業数700社超AWS最上位パートナー認定

19年3月13日に東証マザーズ市場に上場したサーバーワークス。公開後でも株式市場の評価は高く、4月1日には上場来高値を更新し1万9760円をつけた。年々拡大している事業領域と同社事業に対する成長性を大石良社長に伺う。



大石 良 社長

おおいし・りょう 1973年新潟市生まれ。1996年東北大学経済学部卒業後、丸紅株式会社に入社し、インターネット関連ビジネスの企画・営業に従事。2000年サーバーワークス設立、代表取締役に就任。


 









 サーバーワークスは米国Amazon.com(アマゾンドットコム・以下アマゾン)が提供しているクラウドサービス「Amazon Web Services(アマゾンウェブサービス・以下AWS)」の導入支援を事業展開している。

 クラウドサービスは、インターネット経由でソフトウェアパッケージを提供する「SaaS」、インターネット経由でOSやミドルウェア等のプラットフォームを提供する「PaaS」、インターネット経由でハードウェアやICTインフラを提供する「IaaS」の3つに分類され、同社のサポート領域は「PaaS」と「IaaS」で高いシェアを誇る。

 同社は08年からAWSのテスト利用を開始し09年に専業へ舵を切った。


世界中に存在するAWSのパートナー企業の中で、強みとされる点を確認する。「AWSに認定された最上位パートナーであることです。全世界に2万社以上のパートナーが存在する中で、当社は2014年から継続して認定されています。国内では8社認定されていますが、大手Sierが5社、ベンチャー系が3社に分けられ、企業向けに特化しているのは当社のみです。また大手5社は自社でデータセンターも保有しているため、ユーザーが使いたくても、構造上AWSのみに特化するのが難しくなっております。もう1つは、日本最初の導入支援サービスを始めたことで、中堅から大企業を中心に累計700社の導入実績があります」(大石良代表取締役社長)

 

 AWSは170以上ものサービスが存在し、サービス数は年々増加が続いている。ネットワークからインフラまで幅広く、深い理解が必要である事業だが、同社は長年の経験を持つエンジニアが在籍しており、人財による参入障壁の高さも強みである。

 

主要サービス内容を確認していくと「クラウドインテグレーション」「リセール」「MSP」に分類され、主力は売上高の7割を占めるリセールだ。  

 「リセールは、クレジットカードを使ってドル払いのAWSサービスを、請求書を使い日本円で支払えるようにしています。請求書の多い日本企業は、これが導入障害となっておりました。またAWSに大災害が発生した場合の損害保険もついていることや、AWS運用を自動化する『Cloud Automator(クラウドオートメータ)』というサービスも提供しております」(同氏)

 Cloud Automator(クラウドオートメータ)は、タイマーによりインスタンス停止が可能である。総合商社丸紅(8002)は、現在AWSにデータを移行するプロジェクトを進めている。クラウドサービスは従量課金型であり、使用していない時間も料金が発生する。タイマーにより必要な時以外は停止が可能となり、5年間でAWSに払うコストが2億7000万円削減できたという。AWSは年間45 %以上の成長を続けており、3年後に目標とする売上高100億円は前倒しでの達成が想定される。



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